SIEから満を持して登場したロボット玩具「toio」。子ども向けと侮れないスゴいしくみが満載の、大人もしっかり楽しめるガジェットになっていました。本体と各タイトルを購入したので、レビューをお届けします。

toioとは?

toioは、プログラミング機能などを備えたロボット玩具。
2018年初めにソニーから先行予約販売が行われた後、生産体制の整備を理由に発売が延期されていましたが、この3月、発売元をプレステなどでおなじみのSIEに移し、ついに一般販売開始となりました。

toioは、コントローラーやキューブがセットになった「本体」に、ソフトにあたる「タイトル」を組み合わせて遊びます。
本体だけでは遊ぶことができないので、必ずいずれかのタイトルを一緒に購入する必要があります。

左がtoio本体で、右がタイトルのひとつである「トイオ・コレクション」。
ゲーム機本体とソフトを別々に買うようなイメージですね。

本体の構成

本体は、楕円形の「コンソール」と呼ばれる部分と、2つのリング型のコントローラーで構成されています。
コンソールには、小さなディスプレイとスピーカーを搭載。このディスプレイは、プレイ内容のメニューを選ぶときなどに使います。
また、サイド面には、電源や音量のスイッチ、カートリッジの差し込み口があります。

コントローラーは、ひも状のコードでコンソールとつながっています。
ワイヤレスでの操作はできませんが、コードが柔らかくてしなやかな素材で作られているので、操作性はとても良さそうです。

コントローラーの外周部分には、「1」ボタンと、上下左右に動かせる方向キーを搭載。

平たい方の面には、「2」と「3」のボタン。ちなみに裏側にも同じボタンが搭載されています。また、内側の透明な出っぱりもボタンになっています。

リングをよくよく触ってみると、外側半分が光沢のある素材、内側はツヤ消しのようなサラサラした素材になっています。
外側の素材には適度なホールド感があり、内側の素材は滑りが良いので、片手でリングを持つ位置を変えたりする場合の操作性を考えた仕様なのでしょうか。

そして、このコントローラーで動かすのが、2つのキューブ。
底面にはタイヤと電源スイッチ、通信状況などを確認するためのランプ、マット上の情報を読み取るための光学センサーを搭載。
また、スピーカーも搭載されているので、キューブから音を鳴らすこともできます。

タイトルのラインナップ

現在発売されているタイトルは全3種類。タイトルによって、できることが異なります。
それぞれには、本体に差し込んで使うカートリッジに加え、専用のマットやそれぞれのプレイに使う装飾パーツなどが付属しています。

トイオ・コレクション

2つのキューブでバトルをしたり、陣取りゲームのようなことをしたりといった「あそび」に加え、コントローラーでキューブを自由に動かす「フリームーブ」にも対応。

工作生物ケズンロイド

キューブと紙工作を組み合わせることで、独特の動きをするロボット(工作生物)を作れます。
19種類の工作生物の作り方が解説されていますが、これ以外にも自分で自由に作成が可能。

GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~

本に記載された課題を順にクリアすることで、段階的にプログラミングを学べるセット。
付属のカードでプログラムを組んでキューブに認識させ、それを本の上で動かすしくみなので、スマホやPCを使わずにプログラミング学習ができます。

ひとことでざっくり分類するなら、「トイオ・コレクション」はゲーム要素、「ケズンロイド」は工作要素、「ロジーボのひみつ」はプログラミング教育要素が強めという印象です。

本体はワイヤレスではない

さて、実際に遊びはじめるときですが、まずはキューブの充電が必要です。
コンソールがキューブの充電器を兼ねているので、上面の凹みにキューブをはめ込んで充電開始。完了すると、オレンジのランプが消灯します。

続いて、遊びたいタイトルのカートリッジを差し込み、電源をオン。すると、ディスプレイにメニューが表示されます。
その後、キューブ底面の電源ボタンを入れると、本体とキューブが自動でBluetooth接続されます。

ひとつ残念なのが、コンソールにはバッテリーを搭載していないため、ACアダプターにつないだまま遊ばなければならない点。
コンソールとコントローラーをつなぐコードが長いので、プレイにはそれほど支障はなさそうですが、近くにコンセントのない場所で遊ぶ場合などは、延長コードが必要になるかもしれません。

toioが動くしくみがすごい!

そんなtoioがどうやって動いているかというと、各タイトルに付属している紙製の「マット」に秘密があります。

一見、ただの白い厚紙に見えるマットの表面をiPhoneの「拡大鏡」アプリで覗いてみると、無数のグレーのドットが……!
これをキューブ底面の光学センサーが読み取ることで、マット上のキューブの位置情報(座標軸)を取得できるしくみになっているのだそうです。

そして、本体のキューブには、速度の変化を測定する「加速度センサー」と、回転の角度を測定する「ジャイロセンサー」を搭載。
それぞれ3軸(3方向)に対応するので、2つのセンサーで計6軸の検出が可能。これによって、キューブの位置を正確に認識できます。

スゴい底力を持っていそうなロボット玩具です!

ひととおり触ってみて感じたのは、一見、シンプルにも見える筐体や付属品に盛り込まれた技術と、子どもの心をつかむための仕掛けのスゴさです。
そして、子どもだけでなく大人も確実にハマれそうなカスタマイズ性の高さも持っていて、かなりの底力を持ったアイテムという印象。
以後、そんなtoioのスゴさのポイントを、各タイトルのレビューを通してご紹介していけたらと思います。